ガラスの傷は歯磨き粉で消える?手順や対処できない傷とは?

ガラスに付いた傷は、歯磨き粉を使えばきれいになると聞いた事がありませんか?

ちょっとした引っかき傷から物がぶつかってできた深い傷など、状態はさまざまです。
歯磨き粉を使えば費用を抑えて補修できますが、手順によっては傷から破損に繋がる可能性があります。

そこで今回は、ガラスの傷が歯磨き粉で消えるのか、対処する手順や注意点などについて詳しく解説します。

ガラスの傷は歯磨き粉で消える?手順や対処できない傷とは?

ガラスの傷を歯磨き粉で消す!どんな傷が有効的?

研磨剤が含まれる歯磨き粉を使えば、ガラスの傷を目立たなくできます。
ただし、どんな傷でも目立たなくするとは限りません。

例えば、ひび割れや部分的に欠けていたり、穴が開いていたりするという場合、歯磨き粉で対処は難しいです。

ガラスの傷は「サイズが1cm以下の浅いこすり傷」であれば、歯磨き粉でも今よりも目立たなくできるでしょう。

ガラスの傷を歯磨き粉で対処する手順

歯磨き粉でガラスの傷を対処する前に、必要な道具を準備しておきましょう。

・歯磨き粉(研磨剤入りタイプ)
・きれいな布(2枚)
・バケツ
・ぬるま湯

布は極めの細かいマイクロファイバークロスがおすすめです。
ガラスの傷を目立たなくする手順は、次の流れを参考にしてください。

①ガラスをきれいにする

乾いた布を使って、ガラスに付着したゴミや汚れを取り除きます。
汚れが取れない時は、水で濡らした布を使って取りましょう。

傷の補修をするのは、ガラスが完全に乾いてからです。

②布を水で濡らして準備する

バケツにぬるま湯を入れて、布を水で濡らします。

布は、埃や糸くずが出ないきれいな物を選んでください。
布から出た埃などによって、ガラスがさらに傷付く恐れがあるので注意が必要です。

次に、布に少量(小指の爪くらい)の歯磨き粉を塗布します。
一度に歯磨き粉を付けるのではなく、必要な分だけ付け足していくようにしましょう。

③ガラスの傷を拭いていく

ガラスの傷部分に、歯磨き粉が乗るイメージで布を当てます。

ガラスを磨く時は「円」を描くように、くるくると布を回しながらきれいにします。
傷1か所あたり30秒を目安に拭いて、傷の状態を確認しましょう。

傷の状態が変わらない時は、歯磨き粉を継ぎ足して再び拭く必要があります。

④歯磨き粉をきれいに拭き取る

水で濡らした布を使って、ガラスに残った歯磨き粉を取り除いていきます。

布が歯磨き粉で汚れたら洗い流して、きれいな状態を保ちましょう。
力任せで歯磨き粉を拭き取ると、ガラスにヒビが入る可能性があるので気を付けてください。

また、傷補修と同じように、円を描きながらこすり取ると、歯磨き粉が取りにくくなります。
歯磨き粉がない場合、重曹ペースト(重曹1:水1の割合)で代用する方法もあります。

ガラスの傷を歯磨き粉で対処する時の注意点

ガラスの傷を歯磨き粉で対処する時は、次のポイントに気を付けてください。

長時間こすり続けない

ガラスの傷が歯磨き粉で目立たなくなるのは、歯磨き粉に含まれる研磨剤が凹凸した傷をフラットな状態に削るからです。

そのため、長時間、歯磨き粉を使って磨き続けると、他の傷ができてしまったり凹みが深くなってしまったりする可能性があります。
ガラスを傷付けないためにも、長い時間こするのは避けましょう。

状況によって白く曇る

窓ガラスや歯磨き粉の種類によって、傷を目立たなくする補修をすると、擦りガラスのように一部だけ白く曇る可能性があります。

ガラスの傷を目立たなくするために、歯磨き粉の研磨剤が傷をフラットな状態にするのですが、逆に細かい傷が目立つケースもあります。

一度付いた傷は消える事がないので、歯磨き粉で傷の補修をする時は十分に気を付けましょう。

ガラスの傷を歯磨き粉で対処できない時はどうする?

ガラスの傷が1cm以上で大きい時や、ひび割れていたり、欠けていたりするという時は、業者へお願いした方が安全です。

自分で傷補修しようとすると、傷が広がって全部割れる可能性もあり大変危険です。

ガラスの傷を業者に補修してもらうまで、時間がかかるケースもあるでしょう。
業者が到着するまで放置しておくと、雨風の侵入や防犯面でも不安なヒビを過ごさなくてはいけません。

1cm以上の傷や危険な傷の時は、次の応急処置をして待ちましょう。

接着剤で傷を埋める

応急処置として、ガラスの傷やひび割れ部分を接着剤で隙間を埋めましょう。
隙間を埋める接着剤はガラスの代わりとなり、隙間風や雨などの侵入を防いでくれます。

ただし、強度は高くないため、防犯上の安全性は低いです。
業者の補修まで時間がかかる時は、ガラスに防犯フィルムを張っておくと安心です。

テープで傷を塞ぐ

ガムテープや養生テープを使って、ガラスの傷を塞ぐのもおすすめです。

小さなこすり傷であっても、ガラスの表面は凹凸があるため、傷を触れると指を切る可能性があります。
小さな子どもがいるご家庭は、特に注意が必要です。

傷をテープで塞ぐ事で、万が一ガラスが割れても、大きく飛び散るリスクを減らせるでしょう。

まとめ

ガラスの傷は「1cm以下のこすり傷」であれば、歯磨き粉で目立たなくなる補修は可能です。
ただし、歯磨き粉を使ってガラスをこすり過ぎると、細かい傷ができて白く曇った状態を作ってしまいます。

歯磨き粉による傷補修は限界があり、傷から破損に繋がる可能性もあるため、ガラスの交換を検討しましょう。

安全性の高い合わせガラスの設置を検討される場合は、一度当社にご相談ください。

Follow me!