窓の防音対策をDIYですることは可能?注意点も含めて詳しく解説!

特に古い家にお住いの方は、窓からの騒音問題で悩まされているケースが多いです。

本当は業者に頼んで、新しい窓に交換したり、何らかの方法で防音対策したりしたいけど、できればお金はかけたくないという方もたくさんいます。

 

この記事では、窓の防犯対策をDIYで行う方法を詳しく調査し、紹介します。

防音対策には、効果的な二重窓をDIYする方法も紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

窓の防音対策をDIYですることは可能?注意点も含めて詳しく解説!

窓から音が入ってくる2つの理由

防音対策について紹介する前に、窓から騒音が入ってくる原因について解説します。

窓ガラスを開けていれば、当然騒音も入ってきますが、しっかり窓を閉めていても騒音が入ってきてしまうのには、以下の2つの理由があるのです。

 

1.空気伝播音

その字の通りに、空気を伝わって届く音が「空気伝播音」です。

窓ガラスの防音対策をしようとしている方の多くは、外からの人の声や車、電車などの騒音で悩まされています。

 

騒音は、音源から遠くなるほど小さくなりますが、どうしても窓の厚さが薄かったり、サッシに隙間があったりすると、ピッタリと窓を閉めても音の振動が伝わりやすくなってしまいます。

 

外から伝わる空気伝播音をシャットアウトしないと、問題を完全に解決できません。

 

2.固体伝播音

固体の物体を経由して届く音が「固体伝播音」で、建物に伝わった衝撃による振動は、壁や天井や床などにぶつかって広がり、人の耳に届きます。

例えば、ピアノを演奏する場合は、床に設置されていることから、ピアノの音が床にぶつかり、マンションなどでは下の階まで聞こえてしまうこともあるのです。

 

DIYで簡単にできる5つの防音対策

まずは、あまり手先が器用でない方でもDIYでできる簡単な窓の防音対策を5つ紹介します。

必要となる材料は、ホームセンターや通販などで手に入れることができます。

 

1.窓ガラスに防音シートを設置する

防音シートは、騒音の原因になる空気伝播音などを跳ね返してくれます。

厚手のゴムで作られている防音シートを窓に設置すれば、騒音を大幅に抑えることができます。

 

2.防音シートをサッシ部分に設置する

サッシからの騒音も気になる場合は、防音シートをサッシにもかかるように設置してください。

 

3.サッシの隙間をテープで塞ぐ

サッシに隙間がある場合は、テープなどで隙間を埋めましょう。

 

4.窓に吸音シールを設置する

室内からの音漏れを防ぎたいなら、吸音シールを窓に貼ることをおすすめします。

音を吸収することで、騒音を防いでくれるのが吸音シートで、ピアノなどの楽器音やテレビ音などの防止にも役立ちます。

 

5.防音カーテンをかける

厚手のカーテンに交換することでも、防音対策することは可能ですが、防音カーテンというものが販売されているので、それを窓にかけるとより効果的です。

完全に騒音をシャットアウトすることは難しいですが、防音カーテンは繊維の密度が高いので、かなり騒音の大きさを抑えることができます。

 

防音対策に効果的な二重窓をDIYする方法

防音シートやテープなどを使用しても思うような効果が得られない場合は、二重窓の導入をおすすめします。

二重窓とは、その名の通りに窓が二重構造になっている窓のことで「ペアガラス」とも呼ばれています。

 

最近建てられた住宅では、はじめからペアガラスが導入されていて、二重窓は防音性にも断熱性にも優れています。

一見して、自分の家の窓がペアガラスかどうかは判断できませんが、築年数が古い場合は二重窓が設置されている可能性が低いです。

 

DIYで二重窓にするためには、「プラスチック段ボール、またはポリカーボネイト中空構造板」「カブセ(窓の高さと同じものを2本)」「2連レール(上側用と下側用)」「強力両面テープ」を材料として用意しなくてはいけません。

 

また、「カッター」「プラスチック用ノコギリ」「やすり」「メジャー」「定規」などの工具が必要となります。

 

材料や工具は、ホームセンターで揃えることができます。

分からないことがあれば、DIYに詳しい店員さんに聞けば教えてくれます。

 

以下に、DIYで二重窓にする手順を記載します。

 

手順1.二重窓を設置できるか確認する

材料や工具を揃える前に、まずは二重窓にDIYできる窓かどうかを確認しましょう。

木枠の奥行が3cm以上ないと、自力で二重窓にすることはできません。

 

併せて、既存窓の鍵が、二重窓に引っかからないかどうかも確認してください。

二重窓に向かない窓として、「ドアクローザー付きの窓」「ルーバー窓」「内倒し窓」「障害物がある窓」などが挙げられます。

 

手順2.窓幅に合わせて材料をカットする

揃えた材料を、適切な大きさにカットします。

2連レールは、窓の横幅(内寸)に合わせてカットし、カブセは木枠の高さ(内寸)-1.5cm程度でカットしてください。

 

プラスチック段ボール、またはポリカーボネイト中空構造板は、木枠の高さ(内寸)-レールの厚み+0.7cmに、木枠の横幅(内寸)×1/2+3cmにカットしたものを2枚作ります。

 

手順3.二重窓のレールを設置する

材料を全てカットしたら、強力両面テープで上下のレールを木枠部分に固定してください。

木枠にレールがしっかりはまらない場合は、やすりで微調整します。

 

手順4.二重窓を設置する

レールを設置したら、プラスチック段ボール、もしくはポリカーボネイト中空構造板にカブセを取り付け、窓ガラスの代わりとなるパネルを2枚作り、レールにはめ込みます。

 

上側のレールにパネルを引っ掛けて、下側のレールにパネルを押し込んで、2連レールの各レールに1枚ずつパネルをはめ込んだら、全ての手順は完了なので、最後にしっかり開閉できるか確認してください。

 

窓の防音対策をDIYで行うときの注意点

防音シールや吸音シートなどを使用した簡易な方法でDIYする場合は、さほど注意すべきこともありませんが、自力で二重窓にするには、それなりの費用もかかり、手先の器用さも求められます。

 

また、ノコギリやカッターなどを使い慣れていないと、ケガをしてしまうこともあるので、自信がない方は無理なチャレンジは避けた方が良いです。

 

安全で完璧な窓の防音対策をしたいなら、専門業者に依頼した方が良く、場合によってはその方が費用も安くなることがあります。

ほとんどの業者は、無料で相談に乗って見積りをしてくれるので、くれぐれも慎重な窓の防犯対策を行ってください。

Follow me!