透明ガラスの適切な厚みとは? 用途別に解説

透明なガラスをリフォームやインテリアに使いたい場合、適切な厚みは決まっているのでしょうか。
おしゃれな演出ができる透明ガラスは、用途によって推奨する厚みが異なります。
せっかく透明ガラスを取り入れるなら、丈夫で長持ちする厚みが知りたいですよね。

今回は透明ガラスの用途と適した厚みをまとめました。
ぜひ生活の中で透明ガラスを素敵に活用しましょう。

透明ガラスの適切な厚みとは? 用途別に解説

透明なガラスの呼称

透明なガラスはフロートガラス・フロート板ガラス・青板ガラスなどの呼称がありますが、すべて同じガラスを指します。
これらのガラスの特徴は、1枚だと透明なのに重ねると青くなる点です。

重ねても透明なままのガラスは高透過ガラスと呼ばれる別のガラスを指すので覚えておきましょう。

透明なガラスは使い勝手がよく、さまざまな場所に使われているので、目にする機会も多いです。
呼称を知っておくと業者の方やホームセンターでの買い物に役立つでしょう。

透明なガラスの用途

透明なガラスは家の窓やガラス扉、テーブルの天板などに使われています。
家を建てたり、リフォームしたりするときはもちろん、インテリアの購入やDIYなどさまざまな場面で透明ガラスを使用します。

自身で使用する場合も発注する場合も、アイデアの引き出しが増えるので、どのような用途があるか覚えておくとよいでしょう。
ガラスのテーブルやガラス棚から着想を得て、オリジナルのインテリアを作る方もいるのです。

透明なガラスの用途を理解すれば、家造りやリフォームの際に、ガラスを使用したい場所の希望が明確になるでしょう。

窓ガラスの多くは透明ガラス

建物の窓ガラスに使われているのは透明ガラスです。
適度な厚みで丈夫であり、見通しがよいのが窓ガラスに適しているポイントです。
窓から外の景色がきれいに見えるのも、透明ガラスがしっかり役割を果たしているからだといえるでしょう。

窓ガラスもさまざまな位置に設置されます。
高所や、外気の影響を受けやすい場所の窓ガラスはそれだけ強度が必要なので厚みがあるガラスが選ばれます。
同じ窓ガラスでもマンションと一戸建てでも基準が違うので、理解しておきましょう。

透明ガラスのテーブル天板でおしゃれを演出

透明ガラスのテーブル天板は、すっきりした印象があり、おしゃれです。
購入する場合も、自身で作る場合も、テーブルの構造で、適したテーブル天板の厚みが違う点を覚えておきましょう。
テーブルのような負荷がかかる物の場合、十分な強度が必要である点を考慮しましょう。

透明ガラスの棚板でインテリアにアクセント

透明ガラスの棚板は、インテリアによく映えます。
小物を飾ったり、タオル置き場にしたりと、工夫次第で用途もさまざまに考えられます。

ガラスの棚板は、ガラスそのもので上に置く物を支えるので重い物を置くには不向きです。
あくまでインテリアとして、棚板に過剰な負荷がかからないよう配慮しましょう。

割れや欠けが見つかった場合は使用を中止してください。

透明なガラスの適切な厚み

透明なガラスの適切な厚みは用途によって分かれます。
また、強度のある透明ガラスも作られているので、適切な種類のガラスを選ぶ必要があります。

自身で選ぶ際はガラスにどれくらいの負荷がかかるか想定した上で、想定以上の負荷をかけるのはやめましょう。

ガラスは割れる可能性がある素材だと理解するのが重要です。
安全にガラスを使用するには、適切な厚みを知っておく必要があります。

透明なガラスには3種類ある

透明なガラスには3つの種類があります。
フロートガラス・強化フロートガラス・高透過ガラスです。

強化フロートガラスはフロートガラスを一度熱してから急速に冷まし、強度を上げたガラスです。
強度がある分割れると粉々になるので扱う際には十分に注意をしましょう。

高透過ガラスはフロートガラスの青みを取り除いたガラスで、透明度が非常に高いです。
とてもきれいでインテリアに映えるのですが、フロートガラスの2倍~の価格です。
あまり現実的な値段の製品ではないので、用途別に紹介する透明ガラスの厚みの基準はフロートガラスを使用した場合を想定しています。

窓ガラス|厚み3mm~5mm

窓ガラスの基準は家によって異なります。
一戸建てかマンションかでも、基準は変わります。
外気から受ける影響や衝撃の想定が違う点を理解しておきましょう。

一般的な一戸建ての窓ガラスの基準は3mm〜5mmです。
玄関扉の窓など、開け閉めが頻繁で衝撃を受けやすい場所のガラスは厚みが出ると考えるとよいでしょう。

テーブルの天板|厚み6mm~10mm

テーブルの天板はテーブルの構造で必要な厚みが変わります。
テーブルの土台があり、ガラスの天板をのせるだけの構造と、テーブルの枠組みだけあり、その上に天板をのせる構造だと、より強度が必要なのは後者です。

枠組みのみのテーブルはガラスの天板をのせると中心がたわみやすく、破損の原因になるので注意しましょう。

テーブルを自作する場合は日常的に何をのせるかよく検討する必要があります。
ガラスの強度には限界があり、一度欠けたりヒビが入ったりすると修復できないので、設計の際には十分な配慮が必要です。

ガラスの棚板|厚み6mm~10mm

ガラスの棚板は、ガラスそのものの美しさが楽しめるインテリアです。
透明なガラスの棚は、日用品をのせるだけでも華やかになるのでインテリアに取り入れたい方も多いのではないでしょうか。

ただし、ガラスの棚板はガラスそのものに物をのせる作りなので非常に壊れやすく、注意が必要です。
設計した際に想定した重さ以上の物をのせるのはやめましょう。

まとめ

透明なガラスは私たちの生活になじみがあり、さまざまな用途に活用できます。
家造りやインテリアに上手に取り入れて、ガラスがおしゃれに映えるような使い方をしてみましょう。

適切な厚みを知るのは、破損や怪我から自身を守るのに必要です。
壊れづらい厚さのガラスを使って、ステキなモノづくりに活かしましょう。

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