セルフクリーンガラス

セルフクリーンガラスは、板ガラスに酸化チタンをコーティングしたガラス(以下、「酸化チタンコーティングガラス」と呼びます)です。酸化チタンコーティングガラスの特長のひとつは、「超親水性」です。「超親水性」とは、酸化チタンコーティングガラスの表面に水をかけても、その水が水滴にならないで薄い水の膜になるという状態をいいます。つまり、酸化チタンコーティングガラスを窓に使用すれば、窓ガラスにあたった雨は薄い水の膜となって流れてゆきます。そのときに、窓ガラスについた汚れも雨で流し落とされます。なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか。それは、酸化チタンが「光触媒」だからです。

光触媒とは

「光触媒」とは、光を当てることでそれ自身が変わることなく、特定の化学反応を促進させる物質をいいます。酸化チタンは光触媒のひとつです。酸化チタンに光を当てると、酸化チタン自身が変わることなく、水と間で特定の化学反応を起こします。この化学反応は、次の化学反応式で表すことができます。

TiO2+H2O=TiO+2OH

この化学反応式は、酸化チタンに光を当てることで、酸化チタン(TiO2)が水分子(H2O)と反応し、酸化チタンから出た酸素(O)が水(H2O)とともに、2つの水酸基(OH)を作る、ということを示しています。この反応で生成される水酸基(OH)は水と非常になじみやすい性質を有していますので、光を当てた酸化チタンコーティングガラスの表面は、水と非常になじみやすくなります。そのガラス表面の水は、水滴になることなく、ガラス面に一様に膜状に広がるのです。ガラスが窓ガラスであれば、ガラスの表面からその水が流れ落ちます。

DDGクリーンガラス

DDGクリーンガラスは、酸化チタンコーティングガラスであり、セルフクリーンガラスです。DDGクリーンガラスは、酸化チタンコーティングガラスですから「超親水性」という性質を持ちますので、ガラスに付着するさまざまな汚れが、雨で勝手に流れ落ちます。

DDGクリーンガラスは、ファサード、スロープ、キャノピー、シャワールーム、温室の屋根、ルーフライト、など、特に手の届きにくい所のガラスや、大きな面積のガラスを掃除するような場合に、ご利用いただけます。

まとめ

DDGクリーンガラスは、セルフクリーンガラスであり、酸化チタンコーティングガラスです。光触媒の働きで、「超親水性」という性質を持ったDDGクリーンガラスは、付着するさまざまな汚れが、雨で勝手に流れ落ちます。

DDGクリーンガラスについて、ご興味を持っていただけましたでしょうか。DDGクリーンガラスについて、是非、お問い合わせください。

 

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