Vancevaガラスの色選定方法について
目次
ヴァンシーバガラスとは
皆さんこんにちは!DDG JAPANです。
DDGのお問い合わせの9割は合わせガラスです。合わせガラスの中には、両面のガラスをくっつける役割を持つ中間膜という材料があります。
ヴァンシーバガラスとは、その中間膜に色がついているガラスのことを指しています。
実は、このヴァンシーバガラスは約70,000通りの色を作ることができるんです!
この記事を読めば、当社だけでなく、その他のガラスメーカーでもスムーズに問い合わせが出来るようになるはずです◎
ヴァンシーバについて
ヴァンシーバ (Vanceva) は、アメリカのEastman Chemical Company社で製造されている中間膜です。
中間膜の素材はPVBで、ガラス業界では一般的に使用されています。
主に当社のような建築関係に使用され、国内外ともに認知度の高い中間膜です。
合わせガラスにしたときに、色付きの半透明な膜が綺麗に見える為、
パーティションや什器、建具などでご採用いたただくことが多いです。
次に、色の話をしますが、冒頭に触れた「70,000通り」とは具体的にどういう意味かを説明します。
13種類のカラーから選定
見出しから、70,000通りって言ってるのに13種類ってどういうこと・・・と少しムズムズしてしまいますが、13種類の色を4層分選定する為、70,000通りになるのです!
もう少しかみ砕くと、ヴァンシーバの膜は最大4層の色で構成されており、その1層ずつを13種類の色から選定するということになります。
(例)
・紫を作りたい場合は、青1枚×赤1枚
・青寄りの緑を作りたい場合は、黄色1枚×青3枚

ヴァンシーバのカラー選定方法
それぞれの層を選定する方法は2種類あります。
・カラーセレクター(色見本)を見て選定する。
・Eastman社のカラーセレクターツールを使用する。
カラーセレクター(色見本)を見て選定する
カラーセレクターの見本で色の構成を確認する方法があります。
13種類が4層分用意されている為、自分で組み合わせて色の具合を確かめることができます。
ただ、通販などで手に入るようなものではないため、本社に直接コンタクトを取る必要があります。
その場合は、もうひとつの方法がお勧めです。
Web版カラーセレクターツールを使用する
Eastman社のHPにあるカラーセレクターツールは、予め組み合わせた色の構成がどのような結果になるか出力してくれるツールがあります。
ただ、70,000通りもあるため色が画像として出てこない場合もありますが、指定した構成をPDFで出力すると、データで色が出てくるため、ガラス会社にそのままPDFを送れば、検討をする時間を短縮することができて非常に便利です。
それでも困ったときはDDG JAPANへ!
”こんな色が欲しいけど実物を見て確認したい”、”色は鮮やかだけどもう少し遊び心が欲しい” 等、追加のご要望があれば、DDGへお問い合わせください!サンプル作成やパターンガラスの組み合わせなどのカスタマイズ対応も可能です!


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